介護職が転職で給料を上げる手順|職場の種類で月6万円以上の差
公開日:2026-10-07
介護職の給料は「どこで働くか」で大きく変わります。がんばりや経験だけでは埋まらない差もあるので、まずは数字で確かめてから動くのがおすすめです。
職場の種類で、平均給与は月6万円以上ちがう
厚生労働省の調査(令和6年9月時点、月給・常勤の介護職員)では、主な職場の種類ごとの平均給与額は次のとおりです。
| 職場の種類 | 平均給与額 |
|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 361,860円 |
| 有料老人ホームなど(特定施設) | 361,000円 |
| 介護老人保健施設 | 352,900円 |
| 訪問介護 | 349,740円 |
| デイサービス(通所介護) | 294,440円 |
いちばん高い特別養護老人ホームと、デイサービスの差は月67,420円です。1年にすると80万円を超えます。
ここでいう平均給与額には、基本給のほかに夜勤手当などの手当と、賞与の月割りが含まれています。入所施設は夜勤があるぶん、手当で高くなりやすいことも差の理由の一つです。
転職で給料を上げる手順
1. いまの給料が相場と比べてどうかを知る
まずは給料シミュレーターで、自分の資格・職場の種類・勤続年数の目安を出してみてください。いまの月給(手当込みの総支給額)を入れると、目安との差がわかります。
2. 「上がる理由」がある職場を選ぶ
給料が上がりやすいのは、次のどれかに当てはまる職場です。
- 入所施設(特養・老健・有料老人ホーム):夜勤手当がつく
- 処遇改善加算の上位区分を取っている事業所:国からの賃上げ分が多く配られる
- 資格手当が手厚い法人:介護福祉士などの資格に毎月の手当がつく
求人票では基本給だけでなく、手当込みの月給と賞与の実績を必ず確認しましょう。
3. 資格を上げてから動く
資格による差も大きく、平均給与額は資格なしで290,620円、介護福祉士で350,050円です。実務者研修や介護福祉士を取ってから転職すると、応募できる求人も条件も広がります。くわしくは介護福祉士の給料と資格ごとの差をどうぞ。
4. 条件交渉は転職サイトを通すとラク
給料の交渉を自分でするのは気が引ける人も多いはずです。介護専門の転職サイトを使うと、担当者が求人の手当や賞与の実績を確認し、条件の交渉も代わりにしてくれます。登録や利用は無料のところがほとんどです。
どのサービスを選べばいいかは介護の転職サービス4社の比較にまとめました。
転職しなくても上がる可能性はある
2026年度は国の臨時改定で、介護従事者に月1.0万円の賃上げ(条件によって最大月1.9万円)が予定されています。ただし、実際にいくら上がるかは職場が加算を取るかどうかで変わります。くわしくは2026年度の処遇改善でいくら上がるかにまとめました。
いまの職場の賃上げの予定を確かめて、それでも相場より低いなら、職場を変えることを考えてみましょう。
まとめ
- 介護職の給料は、職場の種類で月6万円以上の差がある
- まず相場を知り、上がる理由がある職場を選ぶ
- 資格を上げてから動くと、選べる条件が広がる